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2023年9月&2024年3月にアクセス減少したサイトはスパムアップデートが原因の可能性

pino
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タイトルの通り、2023年9月と2024年3月に大幅なアクセス減少があったサイトは、スパムアップデートが原因の可能性が高いです。

ウェルカ<br>編集長
ウェルカ
編集長

具体的な対応策としては、下記の3点を行いました。

  • テンプレート化していた記事のリライト
  • 有用性の低いアフィリエイト記事を削除
  • 有用性の低いアフィリエイトリンクを削除

この記事では、この対応策に至るまでの経緯から、これらの対応策を考えた理由をお伝えします。

アクセス減少の理由がスパムアップデートだと判断した経緯

私はさまざまなジャンルのメディアを10サイトほど運営していて、そのうちひとつのサイトへのアクセスが、2023年9月のコアアップデートで激減しました(月12万PV→8万PV程度)。know系クエリのサイトです。

ウェルカ<br>編集長
ウェルカ
編集長

これはまあ、稀にあることなんですね。10年ブログを運営してきて3回目ほどありました。

いつもは放っておくと回復していましたし、高品質なコンテンツを作っている自負もあったため、特に対処もしませんでした。

しかしその後もジリジリとアクセスは減少。2024年の3月のコアアップデートでさらに激減し、2024年7月時点で月4万PVほどを推移しています。

ウェルカ<br>編集長
ウェルカ
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アクセスグラフ。9月と3月に激減

この2つのタイミングであったコアアップデートは「スパムアップデート」だったので、該当サイトが「スパムアップデート」の対象となっていると判断しました。

スパムアップデートとは?

Googleは定期的にアルゴリズムのアップデートを行い、検索結果の品質向上を図っています。

スパムアップデートは、その名の通り、スパム行為を取り締まり、ユーザーにとって有益なコンテンツを優先的に表示することを目的としています。

ここで言うスパムとは、Googleが「スパムポリシー」に定めているもので、具体的には下記のようなものがあります。

ウェルカ<br>編集長
ウェルカ
編集長
Q
Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー
  • クローキング
  • 誘導ページ
  • 期限切れのドメインの不正使用
  • ハッキングされたコンテンツ
  • 隠しテキストと隠しリンク
  • キーワードの乱用
  • リンクスパム
  • 機械生成トラフィック
  • マルウェアや悪意のある動作
  • 誤解を招く機能
  • 大量生成されたコンテンツの不正使用
  • 無断複製されたコンテンツ
  • 不正なリダイレクト
  • サイトの評判の不正使用
  • 内容の薄いアフィリエイトページ
  • ユーザー生成スパム
  • ランキングの降格や削除につながる可能性のあるその他の行為
  • 個人情報の削除
  • ポリシーの回避
  • 詐欺や不正行為

いずれかのスパムポリシーに該当するSEOを行っているサイトは順位が下がり、結果としてアクセスが減少することになります。

アクセス減少を防ぐための具体的な対策

まず、自サイトがどのスパムポリシーに該当しているのかを考えます。

ウェルカ<br>編集長
ウェルカ
編集長

可能性が高そうだったのは、下記の2つです。

  • 大量生成されたコンテンツの不正使用
  • 内容の薄いアフィリエイトページ

一つずつ引用します。

大量生成されたコンテンツの不正使用の対策

大量生成されたコンテンツの不正使用とは、ユーザーをサポートすることではなく、検索ランキングの操作を主な目的として大量のページを生成することを指します。この不正行為は通常、ユーザーにとってほとんどまたはまったく価値がなく、独自性のないコンテンツをその作成方法は問わず、大量に作成することに特化しています。

大量生成されたコンテンツの不正使用の例には次のものがありますが、これらに限定されません。

  • 生成 AI ツールまたはその他の同様のツールを使用して、ユーザーにとっての価値を付加することなく大量のページを生成すること
  • フィード、検索結果、その他のコンテンツをスクレイピングして、ユーザーにとってほとんど価値がない大量のページを生成すること(類義語生成、翻訳、その他の難読化手法などを使用)
  • 複数のウェブページからのコンテンツを、価値を加えることなくつなぎ合わせたり組み合わせたりすること
  • コンテンツを大量生成したことを隠す目的で複数のサイトを作成すること
  • 検索キーワードは含んでいるものの、閲覧者にとってほとんどまたはまったく意味がないコンテンツのページを大量に作成すること

このようなコンテンツを自分のサイトでホストしている場合は、検索から除外できます

該当サイトは2019年以降、ほとんど記事を更新していませんでしたので、生成AIに関する項目は当てはまりません。

気になるのは、「独自性のないコンテンツをその作成方法は問わず、大量に作成することに特化」の部分。

ウェルカ<br>編集長
ウェルカ
編集長

「独自性のないコンテンツ=テンプレート化された記事」がアウトであれば、同じ構成を使い回していた該当サイトに当てはまります。

そのため、テンプレート化していた記事内容をリライト。オリジナリティのあるHタグにしてセンテンスを変更しました。

内容の薄いアフィリエイトページ

内容の薄いアフィリエイトページとは、商品のアフィリエイト リンクを含むページです。商品の説明やレビューは元の販売者から直接コピーされていて、独自のコンテンツや付加価値はありません。

アフィリエイトページが、独自の価値を付加することなくアフィリエイトネットワークでコンテンツを配信するプログラムの一部である場合、内容が薄いと判断されます。こうしたサイトの多くは、同じコンテンツや類似コンテンツを同一サイト内や複数のドメイン / 言語間で複製した、画一的なサイトもしくはテンプレートを使用しています。検索結果ページから複数のサイトが返され、そのすべてのコンテンツが同じである場合、内容の薄いアフィリエイト ページとして、ユーザー エクスペリエンスの低下を招きます。

ただし、アフィリエイト プログラムに参加しているサイトが、すべて内容の薄いアフィリエイト サイトというわけではありません。優れたアフィリエイト サイトは、有意義なコンテンツや機能を提供することで新たな価値を加えています。たとえば、価格、独自の商品レビュー、厳格なテストと評価、商品やカテゴリのナビゲーション、商品の比較などに関する追加情報を提供しています。

アフィリエイトメインのサイトではなかったため、逆に当てはまる記事が多いです。

たとえば、PVが少ないまとめ記事や商品紹介ページは、すべて該当すると考えました。

対応策は、アナリティクスでほとんど流入のないページを確認&削除。クリック率の低いアフィリエイトリンクはすべて外しました。

ウェルカ<br>編集長
ウェルカ
編集長

このように、下記の3点を改善し、再評価を待つことにしました。

  • テンプレート化していた記事のリライト
  • 有用性の低いアフィリエイト記事を削除
  • 有用性の低いアフィリエイトリンクを削除

該当サイトに関して進捗があれば、当記事でお知らせいたします。

Googleの公式ホームページを確認し、どのスパムポリシーに該当しているか考えよう

コアアップデートがあると、さまざまな二次情報が飛び交います(当記事もそのうちのひとつです。)

しかし、最も大切にしなければならないのは1次情報です。

同じようなタイミングでアクセスが減少した方は、スパムアップデートに該当していると考えて良いと思います。自身のサイトがどのスパムポリシーに引っかかっているか、自分で確かめて改善してみてください。

ウェルカ<br>編集長
ウェルカ
編集長

なお、大原則として、サイト運営には次のことを意識しておきましょう。

  1. 質の高いコンテンツの作成:ユーザーにとって有益で、オリジナリティのあるコンテンツを提供することが重要です。自動生成コンテンツやコピーコンテンツは避けましょう。
  2. 自然なリンク構築:リンク構築は自然な形で行い、不自然なリンクパターンを避けることが大切です。質の高いバックリンクを得るためには、信頼性のあるサイトからのリンクを増やすことが必要です。
  3. ユーザー体験の向上:サイトのナビゲーションをわかりやすくし、ポップアップ広告の使用を控えるなど、ユーザー体験を向上させることが求められます。

まとめ

2023年9月と2024年3月のスパムアップデートにより、サイトが大幅なアクセス減少に見舞われました。

しかし、これはGoogleがユーザーにとって有益なコンテンツを提供するための取り組みの一環です。

ウェルカ<br>編集長
ウェルカ
編集長

僕自身も読者にとって有益なコンテンツを提供したいと考えているため、このコアアップデートによって改善点が見つかり、サイトがさらにグレードアップすると思えばむしろ嬉しいです。

質の高いコンテンツの提供と自然なSEO対策を行うことで、ユーザーに有益な情報を提供していきましょう。

今後もGoogleのアップデートに注意を払い、柔軟に対応していくことが重要です。

記事を書いた人
WELUCA
WELUCA
ウェルカ
大阪府でホームページ制作をしています。WordPress・SEO・Webマーケティングのコンテンツを発信中!
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