【本当に源泉徴収される?】AdSenseシンガポール税務情報を2年間申請していなかった話【手続き手順も解説】
「AdSenseのシンガポール税務情報って何?申請しないといけないの?」という方へ。
WELUCAは2年間シンガポールへの税務情報を申請していませんでした。お支払い履歴を確認したところ、この期間に源泉徴収はされていませんでした。ただし、申請しないことで源泉徴収されるリスクは常にあります。この記事では、申請しなかった経緯と実際の手続き手順を正直にお伝えします。

シンガポール税務情報とは何か
日本のAdSenseはGoogleシンガポール法人(Google Asia Pacific Pte. Ltd.)から収益が支払われます。
日本とシンガポールは租税条約を結んでいるため、「日本居住者である」と証明すれば、シンガポールでの源泉徴収が免除されます。
この証明のために提出するのが「シンガポール税務情報」です。
シンガポールで源泉徴収された場合、日本でも収益に対して確定申告が必要なため、二重課税になる可能性があります。申請することでこのリスクを回避できます。

申請しなかった2年間——実際はどうだったか
WELUCAはAdSenseを運用していながら、シンガポール税務情報の申請をしていませんでした。
何か意図があったわけではなく、完全に忘れていただけです。今もあります。


うわー、この間の税金は2重課税されていたの?と思いましたが、支払い情報の「税金」タブを見ると何もなく、私のケースでは源泉徴収されていませんでした。
徴収されなかった理由として考えられるのは、シンガポール源泉の収益が基礎控除額以下だったためではないかと思っています。ちなみに年間50万円ほどのアドセンス収益ですが、このように収益規模が小さい段階では徴収の対象にならないのかもしれません。

源泉徴収されているか確認する方法
自分が源泉徴収されているかどうかは、お支払い履歴から確認できます。
AdSense管理画面「お支払い」→「ご利用履歴」から月別の明細を確認して、「すべて」になっているタブを「税金」というタブに切り替えます。

項目が表示されていれば源泉徴収されており、表示されていなければ徴収されていない状態です。
WELUCAは2年間申請せずに運用していましたが、お支払い履歴に「税金」の項目は一度も表示されておらず、源泉徴収はされていませんでした。ただしこれがすべての方に当てはまるとは限りません。申請してリスクをゼロにしておくことをおすすめします。

申請に必要なもの
シンガポール税務情報の申請には、身分証明書と居住者証明書の2種類の書類が必要です。
マイナンバーカードや運転免許証だけでは「税法上の居住地」の証明として認められないため、税務署で発行してもらう「居住者証明書」が必要です。
- 居住者証明書:税務署で発行してもらう書類。「日本の居住者(納税者)である」ことを税務当局が証明するもの。発行まで数日〜2週間程度かかる
- 身分証明書:マイナンバーカード・運転免許証などの顔写真付き身分証明書
ステップ1:居住者証明書を税務署で取得する
居住者証明書は、住所地を管轄する税務署で取得します。
国税庁のホームページから「居住者証明書交付請求書」をダウンロードして記入し、税務署に提出することで発行してもらえます。
- 国税庁ホームページで「居住者証明書交付請求書」を検索してダウンロードする
- 「1 租税条約等の締結国に租税条約に基づき提出する場合」の書式に必要事項を記入する
- 身分証明書のコピーと一緒に税務署に持参または郵送で提出する
- 数日〜2週間程度で居住者証明書が発行される
ステップ2:AdSense管理画面でシンガポール税務情報を入力する
居住者証明書が手元に届いたら、AdSense管理画面で税務情報を入力します。
- AdSense管理画面「お支払い」→「お支払い情報」→「設定を管理する」をクリックする
- 「税務情報の管理」をクリックする
- 「シンガポール」の欄を選択して「税務情報を追加」をクリックする
- 「業種をお知らせください」→「個人の運営者」を選択する
- 「シンガポールに恒久的施設を所有していますか?」→「いいえ」を選択する
- 「海外ベンダー登録制度に基づいて、シンガポールの物品サービス税(GST)に登録していますか?」→「いいえ」を選択する
- 「免税対象となっていますか?」→「はい」を選択する
- 「税法上の居住国/地域を選択します」→「日本」を選択する
- 居住者証明書をアップロードして送信する
送信後、「Google Payments: 税務情報が承認されました」という件名のメールが届けば手続き完了です。承認まで数日かかることがあります。

税務情報には有効期限がある
シンガポール税務情報には有効期限があります。
有効期限が切れると再提出が必要になります。AdSense管理画面で有効期限を定期的に確認してください。
有効期限が近づくとGoogleからメールで通知が届くとされています。
アメリカの税務情報の申請もあるので、そちらも併せてご確認ください。


よくある質問
- 居住者証明書はどこで取得できますか?
-
住所地を管轄する税務署で取得できます。国税庁ホームページから「居住者証明書交付請求書」をダウンロードして記入し、税務署に持参または郵送で提出してください。発行まで数日〜2週間程度かかります。費用は無料です。
- マイナンバーカードだけで申請できませんか?
-
マイナンバーカードは身分証明書として使用できますが、「税法上の居住地」の証明としては認められません。居住者証明書と合わせて提出することで、完全な形での申請が完了します。マイナンバーカードだけでは承認が不完全な状態になるとされています。
- 申請しないと必ず源泉徴収されますか?
-
必ずではありませんが、リスクはあります。WELUCAでは2年間申請せずに運用していましたが、お支払い履歴を確認したところ源泉徴収はされていませんでした。ただしこれはWELUCAのケースであり、すべての方に当てはまるとは限りません。申請は無料でできるため、リスクを避けるためにも早めに手続きをおすすめします。
- 源泉徴収された金額は取り戻せますか?
-
日本の確定申告で「外国税額控除」の申請をすることで、シンガポールで源泉徴収された税金の一部または全部を取り戻せる可能性があります。ただし手続きが複雑なため、税理士への相談をおすすめします。申請してリスクをゼロにしておく方が、結果的に手間がかかりません。
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